患者の皆様へ

肺がんについて

肺がんは、発症後ごく早期から広がりやすく転移しやすいため、生命にかかわる可能性の高いがんで、最も治療が難しい病気の1つと考えられています。また、肺は身体の他の場所からがんが転移する可能性が非常に高い部位でもあります。呼吸する度に病巣の位置が移動するため、肺は放射線治療が難しい部位ですが。
現在では以前は脳に限定されていた定位放射線照射の技術が体幹部(胴体)の腫瘍の治療にも適用されるようになってきています。肺がんの治療には外科手術、化学療法、放射線治療と、これらの治療の組み合わせが行われます。
Brainlabの技術は、様々な治療段階で医師を補助する画像誘導放射線治療分野で広く使用されています。

肺がんの治療

特定のタイプの肺がんでは、病巣部の外科的切除が一般的に行われ、肺以外に広がっていないがんについては治療の選択肢があります。肺がんの約10~35%は外科的に切除が可能ですが、後で再発することもあり、切除が必ずしも完治につながるわけではありません。
画像誘導放射線治療または体幹部放射線治療では、肺がんの治療において外科手術の代わりとなったり、手術を補完する非侵襲治療を提供します。「Adaptive Gating」とよばれる新しい体幹部放射線治療技術は、呼吸などで移動する病巣部の位置をリアルタイムで正確に可視化できるので、医師は周囲の正常組織を傷つけることなく、高線量の放射線を用いて肺がん治療を行うことが可能です。

体幹部定位放射線治療

放射線治療中に病巣部の位置が移動したり、大きさや形状が変わったりすることがありますが、それに対して正確に放射線照射の照準を合わせることはとても重要です。

Novalis Tx™放射線治療プラットフォームに搭載されたAdaptive Gating(呼吸)を使用すれば、周囲の正常組織を傷つけることなく、移動する肺がんに高線量の放射線を照射することができます。画像誘導放射線治療デバイスでは、洗練されたビーム形成技術、高精度ターゲティングソフトウェア、ならびにロボット工学を組み合わせて、がんに高線量の放射線を照射しつつ、周囲の正常組織や臓器を保護します。
腫瘍の動きを追跡し、「gating window」内に病巣が移動した時にだけ放射線を照射することで、Adaptive Gating(呼吸)は周囲の正常組織、特に肺や脊髄への放射線照射量を抑制します。

体幹部定位放射線治療のメリット
•    正常組織を保護し、副作用を抑制
•    治療成績の向上
•    患者重視のアプローチで自然な呼吸が可能なため、呼吸機能が制限されている患者には理想的
•    1回の標準的な治療時間は数分程度
•    入院せずに治療が可能
詳しい情報はこちらをご覧ください(英語による情報提供となります)Novalis Radiosurgery – Shaping Cancer Care

専門医に相談する

肺がんの専門医を見つけましょう。
医師といろいろな治療選択肢について話し合いましょう。それぞれの治療選択肢のメリット、デメリット、後に現れる副作用について医師に確認しましょう。

詳しい情報を調べる

肺がんのベストな治療選択についてのサポートを受けるためには、家族とご相談のうえ、次のような情報源も調べてみることをお勧めします。
•    インターネット
•    患者会
•    非営利組織
•    書籍などの情報資料
情報の理解には時間をかけましょう。これはあなたの決断ですが、一番メリットが大きく、安心できる治療を選択してください。

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