取締役会のご紹介

Stefan Vilsmeier, Chief Executive Officer (CEO)

1989年のBrainlab設立以来、ステファン、フィルスマイヤー(1967年生まれ)はCEOを務め、顧客中心主義のもと技術革新を続けています。フィルスマイヤーは独学でコンピュータープログラマーになり、17歳で3Dグラフィックスに関する本を書き会社設立の基盤を作りました。この本は専門書として50,000部以上を売り上げベストセラーになりました。

フィルスマイヤーは1989年、コンピュータープログラミングと医療技術理論を学ぶためドイツのミュンヘン工科大学に入学しました。意欲に満ちた積極的な性格に加え、コンピューターを利用した医療技術ビジネスが急成長していたことから、机上で理論を学ぶ時間はほとんどないまま、一学期の半ばに本の売り上げでBrainlabを設立。その後も彼が指揮を執り、ナビゲーションシステムと放射線治療の分野をけん引しています。

初期の顧客としてアジアや北アメリカ、南アフリカの病院が含まれており、Brainlabは設立当初から国際企業でした。現在、Brainlab AGは収益の50パーセント以上を米国で得ており、世界トップレベルの医療会社と戦略的なパートナーシップを結んでいます。

フィルスマイヤーは単なるソフトウェアを超えた、従来の治療法より正確で、低侵襲、経済的な先進技術を用いた治療を目指しています。Brainlabは現在、データへの自由なアクセス、また管理の基盤とサポートを提供し、院内の効率化をお手伝いします。

このIntelligent Treatment Frameworkは最先端の診断技術と外科技術を結びつけ、医師が必要な時に自らの判断で正しいデータを選択し、治療上の決定に役立てることが可能です。診断から治療にいたるまで、Brainlabソリューションをさらに活用し、医療の専門知識と高度な技術をより良い治療に役立てていきます。

Brainlabグループでは現在、世界中で約1,070名の従業員が働いており、そのうち約600名はミュンヘンのBrainlab本社に勤務しています。その他にも欧州、アジア、オーストラリア、南北アメリカなどに17の拠点を擁しています。

ステファン、フィルスマイヤーはこれまで経済成長への貢献と企業家の手本としての業績を評価され、数々の賞を受賞しています。2002年12月に、世界経済フォーラム(WEF)のGlobal Leaders for Tomorrow 2003(2003年未来の世界的リーダー)の1人に選ばれ、また同年、経営コンサルティングとITサービスを提供するErnst & Young社から、2001年の国内Entrepreneur of the Year(年間最優秀企業家)に続き、World Entrepreneur of the Year 2002(年間最優秀世界的企業家)の称号を贈られました。

2000年のBavarian Innovation Awardsではただ1人、革新的なリーダーシップメソッドとマーケティングコンセプトを称える特別賞を受賞しています。また、当時最年少の受賞者として、州政府首相エドゥムント、シュトイバーからバイエルン州の最高勲章を授与されました。