患者の皆様へ

転移性脳腫瘍について

脳以外の部位に原発性のがんが認められた患者さんの20~40%に、脳に転移性の二次的ながんが発現するとされています。腫瘍の大きさと位置、数によっては、転移性脳腫瘍に効果的なツールによる治療が可能になってきており、多くの患者さんの予後が向上しています。

脳神経外科および放射線治療の分野では、個々の患者さんの状態に合わせて、先進の低侵襲性や非侵襲性治療を組み合わせて選択することが増えています。

Brainlabは、異なる治療段階で医師をアシストするための広く使用されているニューロナビゲーションおよび定位放射線治療(SRS/SRT)技術のリーディング カンパニーです。

ニューロナビゲーションを用いた脳神経外科手術

単発性転移性脳腫瘍では、開頭手術が最も一般的な治療選択肢です。脳腫瘍の摘出または進行を食い止めるために頭蓋骨切開が行われます。

Brainlabのニューロナビゲーション技術は、高い正確性を要する腫瘍の切除や、脳組織の生体検査といった開頭手術を計画、実施する際に使用します。コンピューター支援手術(CAS)は車のナビゲーション システムと同じように働き、患者さんの体内構造に合わせて外科手術用器具の位置を継続的に追跡します。これにより医師は手術中の器具の動きを視覚的に捉えることができるため、成功率の高い低侵襲な脳腫瘍切除や生体検査が可能になります。

コンピューター支援手術のメリット
•    低侵襲なアプローチをサポート
•    脳の重要部位への悪影響を回避
•    リスクを抑え入院期間を短縮

定位放射線治療

単発性脳転移の場合、病巣部の位置や周辺組織が過敏であるために手術が困難な場合がありますが。
Novalis®は脳腫瘍の形状に合わせてビームを整形し、医師の判断に基づいて1回の照射または一連の照射の中で、処方線量が病変全体に照射されるようにします。

放射線治療のメリット
•    患者の快適性向上のために非侵襲のフレームレス治療を提供
•    1回の標準的な治療時間は数分程度
•    回復期間の短縮
•    入院せずに治療が可能
詳しい情報はこちらをご覧ください(英語による情報提供となります)Novalis Radiosurgery – Shaping Cancer Care

専門医に相談する

脳腫瘍の専門医を見つけましょう。
医師といろいろな治療選択肢について話し合いましょう。それぞれの治療選択肢のメリット、デメリット、後に現れる副作用について医師に確認しましょう。
•    外科手術
•    放射線の全脳照射
•    化学療法
•    定位放射線治療(SRS)
•    治験への参加

詳しい情報を調べる

脳腫瘍のベストな治療選択についてのサポートを受けるためには、家族とご相談のうえ、次のような情報源も調べてみることをお勧めします。
•    インターネット
•    患者会
•    非営利組織
•    書籍などの情報資料
情報の理解には時間をかけましょう。これはあなたの決断ですが、一番メリットが大きく、安心できる治療を選択してください。

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