Airo

Mobile intraoperative CT

Airoは脳神経外科手術や脊椎手術そしてトラウマ外科手術に適したCT装置で、あらゆる手術室で利用できるようにデザインされています。高画質のCT画像が執刀医に自信をもたらし、高度な技術が必要な低侵襲手術をサポートします。

 

Airo可搬式術中CTシステム
診断画像品質クラスのAiro CT画像

軟部組織を正確に撮影

Airoは軟部組織に適したCT値で撮影するので、脊椎手術で特に有用です。脳神経外科手術やその他の手術でも、意思決定の際にこの画像が役立ちます。撮影範囲がD50 x 100 cmとなっているので、1回のスキャンで脊椎全体を観察することができ、3D Cアーム装置よりも骨や筋肉を鮮明に可視化できます。

  • 軟部組織に適したCT値で撮影
  • 撮影範囲はD50 x 100 cm
  • 脳神経外科手術、脊椎手術、トラウマ外科手術での撮影に最適
Airoスキャンモード

手術台に合った仕様

革新的なデザインにより、このタイプの装置ではガントリー開口部を最大にとりながらも、ガントリーを含めて装置全体はスマートになっています。ガントリーには、X線管、32列のヘリカルスキャン検出器、高電圧装置、冷却システム、バッテリーパックなどのカスタムコンポーネントを内蔵しています。

手術台に完全対応しているため患者を移動させずにスキャンでき、撮影の再現性が高くなります。

  • 大型のボアサイズ(107 cm)
  • 全体はコンパクト(1.5 m²)
  • 特許取得のスリムなガントリー(30.5 x 38 cm)
  • Trumpf社の手術台システムTruSystem 7500に完全対応
  • 手術室向けに最適化した特許取得の冷却システム
  • 通常の電源コンセント(単相100~240V)
移動時のAiroシステム

フレキシブルに移動

サスペンションでコントロールするAiroには軽く押すだけで移動できるように、電気式のセントラルホイールを取り付けています。また、使いやすいコントロール用ソフトウェアをインストールしているので、1人でAiroを別の手術室に移動させることもできます。

  • 電動式のセントラルホイール
  • 1人でも移動が可能
  • 前面カメラで安全に移動
  • 通常サイズのドアもエレベーターのドアも通り抜け可能
Airoハンドヘルド式コントロールユニット

扱いやすいシステムコントローラー

コンパクトなAiroシステムコントローラーですべてコントロールできます。術中でも、取り外し可能で使いやすいAiroタッチスクリーンを執刀医やスタッフが操作して画像の操作やレーザーの位置合わせ、線量表示が行えます。また、Airoの移動や毎日の較正、システムメンテナンスも、コントローラーを操作するだけでいつもと同じようにすぐに行えます。

  • 画像、レーザーの位置合わせ、線量表示をコントロール
  • コントローラーを操作して移動させることも可能
  • 毎日の較正もコントローラーで実施
  • コントローラー操作でメンテナンスも実行
多様なセットアップができるAiro

あらゆる手術室のレイアウトに対応

Airoは脳神経外科手術や脊椎手術、トラウマ外科手術それぞれのセットアップに柔軟に対応しています。ガントリー開口部を特に広く設けているため、手術中の利用価値が高まるだけでなく、脊椎外科用手術フレームを入れることも可能です。

  • 脳神経外科手術では腹臥位、仰臥位、座位での使用が可能
  • 脊椎手術のレイアウトではCアーム装置との組み合わせが可能
  • 脊椎外科用手術フレームも使用可能
  • 脊椎手術では腹臥位と側臥位での使用が可能
Curveナビゲーションシステムと組み合わせたAiroのセットアップ

術中データを活用

AiroとCurve™を連携させることで、画像誘導手術での画像の転送が自動で即座に行え、術前と術中に撮影した画像を簡単に融合させることもできます。

  • ブレインラボのIGSシステム間で画像を自動転送
  • 再現性のある画像のオートレジストレーション
  • PACSやQuentry®のデータを同期

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ドアやエレベーターなどの寸法によっては、移動できない場合もあります。