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ExacTrac Dynamic Implanted Marker Workflow
In motion, on point

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ExacTrac Dynamicインプラントマーカーワークフローは、前立腺癌のように可動性の高い軟部組織腫瘍に対して、フィデューシャルマーカーを用いた高精度なポジショニングとモニタリングを実現します。治療中の前立腺のわずかな位置ずれを検出・補正することで、サブミリ単位の精度で高線量治療が可能になります。  

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高精度を実現する治療中の
位置変動の検出

ExacTrac Dynamicは、照射中にもX線照合を継続的に行い、治療計画用CTとの画像フュージョンを通じて、フィデューシャルマーカーが埋め込まれた軟部組織腫瘍を高精度にトラッキングします。この自動検証機能により、体幹部定位放射線治療(SBRT)中に複雑な位置変動を伴う前立腺に対しても、低線量モニタリングが可能になります。 

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前立腺の生理的な動きによる
位置ずれを補正

前立腺の位置ずれが検出された場合でも、治療中に患者位置を修正することが可能です。ExacTrac Dynamicは、治療中に6軸での再ポジショニングを実行でき、ターゲットの位置を高精度に補正しながら治療を続行できます。   

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マージンの低減および寡分割照射

ExacTrac Dynamicの画像誘導放射線治療(IGRT)機能により、治療中のマージンを縮小し、周辺組織への放射線毒性を最小限に抑えることが可能です。ExacTrac Dynamicは、サブミリ単位の精度で患者のポジショニングとモニタリングを実行できるため、寡分割照射や効果的な治療プロトコルの導入といった新たな選択肢の拡大を支援します。  

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医療従事者のコメント 

前立腺治療における性能および精度 

前立腺がんは、男性において罹患数が2番目に多いがんであり、2022年には約140万人が診断され、約40万人が亡くなっています1。このがんは、生理的な動きが大きい軟部組織に形成されるため、位置変動の少ない腫瘍と比べて治療が難しいという課題があります。ExacTrac Dynamicインプラントマーカーワークフローは、ターゲットボリュームを正確に特定し、低線量モニタリングを実施することで、これらの課題を克服し、高精度な放射線治療を実現します。前立腺がん治療においてフィデューシャルマーカーを使用することで、従来の外部放射線治療(EBRT)に代わり、体幹部定位放射線治療(SBRT)の適用が可能となり、より高精度な治療が実現します。 

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数字で見る臨床的成果

高精度な前立腺治療は、ここから始まります 

インプラントマーカーワークフローの導入により、前立腺がん治療を最適化する方法をご紹介します。  

自動マーカー検出

ExacTrac Dynamicは、治療中のポジショニングおよびモニタリングの工程において、インプラントマーカーを自動で検出し、軟部組織の位置特定精度を向上させます。この自動検出は6軸で行われ、前立腺がんの体幹部定位放射線治療中におけるターゲットのずれを正確に管理するため、補正シフト値をカウチに送信します。

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柔軟な画像撮影オプション:X線画像またはCBCT

柔軟な画像撮影オプションで、ワークフローをカスタマイズできます。CBCTを使用することで、照射前に膀胱や直腸の充満状態を評価でき、安全性・再現性・高精度を兼ね備えた治療が可能になります。一方で、撮影線量を最小限に抑えたX線画像によるポジショニングも選択可能です。どちらのポジショニング方法を選択しても、モニタリングには常に前立腺のSBRTに不可欠なX線画像を使用されます。

自動ビームホールド機能で治療の安全性を向上 

自動ビームホールド機能により、ターゲット組織への正確な照射を行います。解剖学的構造のX線画像撮影と、6軸での体表面熱分布のリアルタイムモニタリングにより、設定された閾値を超える位置ずれが検出された場合、即座にビームをホールドします。また、高頻度での自動X線画像撮影によってフィデューシャルマーカーを検出し、正常組織への照射リスクを最小限に抑えることが可能です。 

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SGRTとIGRTの統合

拡張された体表面誘導放射線治療(SGRT)と画像誘導放射線治療(IGRT)を組み合わせることで、トラッキング精度が向上します。このシステムでは、治療の各工程において、3種類の画像モダリティを使用します。まず、プレポジショニング時には、計画用CT画像に基づく外輪郭と患者体表面をリアルタイムでマッチングします。次に、各照射時には、限定的なトポロジー情報を持つ小さく平坦な領域をトラッキング可能にする熱シグネチャーのキャプチャを行います。さらに、正確なポジショニングのためにX線イメージング用います。これらに加えて、体表面トラッキングとX線トラッキングを組み合わせたモニタリングにより、より高精度な治療を支援します。

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ExacTrac Dynamicのデモを体験してみませんか? 

前立腺がん治療におけるインプラントマーカーワークフローの詳細については、お気軽にお問い合わせください。   

関連製品 

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ExacTrac Dynamic

ExacTrac Dynamicのサーマル・サーフェスカメラと低線量X線トラッキングを活用することで、正確なポジショニングとモニタリングが可能となり、高精度な治療を実現します。 

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Brainlab Novalis Knowledge

Brainlab Novalis Knowledgeプログラムの目的は、定位放射線治療の分野における最新の研究情報をお客様に提供することです。このプログラムは、定位放射線治療の発展に貢献する医療従事者のネットワーク構築、知識共有を通じた治療の進歩、トレーニング、そして高度に標準化された独立認定プログラムという、4つの柱で構成されています。 

高精度の前立腺がん治療を体験しましょう

  1. Culp, M.B., et al. Recent Global Patterns in Prostate Cancer Incidence and Mortality Rates. Eur Urol, 2020. 77: 38. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31493960.
    Ferlay J, Ervik M, Lam F, Laversanne M, Colombet M, Mery L, Piñeros M, Znaor A, Soerjomataram I, Bray F (2024). Global Cancer Observatory: Cancer Today. Lyon, France: International Agency for Research on Cancer. Available from: https://gco.iarc.who.int/today, accessed [13 November 2024]. https://gco.iarc.who.int/media/globocan/factsheets/cancers/27-prostate-fact-sheet.pdf.

  2. Kishan et al., JAMA Oncol. 2023 Mar 1;9(3):365-373. doi: 10.1001/jamaoncol.2022.6558 | Reduction from 43.4% to 24.4% for grade ≥2 genitourinary (GU) toxicity and reduction from 10.5 % to 0.0% for grade ≥2 gastrointestinal (GI) toxicity. 

    販売名:エグザクトラック (医療機器承認番号:22200BZX00108000)