Multiple Brain Mets SRS 

Fast Treatment. Focused Dose. Revolutionary Technology.

Elements Multiple Brain Mets SRSは、単一のアイソセンターで多発性転移性脳腫瘍を同時に治療するために、一貫した定位放射線治療計画を迅速に作成します。最新バージョンでは、原体性と急峻な線量勾配を求め、優れた標的のカバレッジを確保し最適なMLC開口形状を実現するアルゴリズムを用いています。

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多発性転移性脳腫瘍に対する、一貫した定位放射線治療を迅速に作成
多発性転移性脳腫瘍の高度に自動化された治療計画を迅速に作成

高い柔軟性と一貫性を持った治療計画を自動的に作成

ブレインラボのソフトウェアは、多発性転移性脳腫瘍を効率的に治療するために、一貫性を持って迅速に治療計画を作成します。全ての腫瘍の輪郭が描出されると、線量ボリュームが最適化された定位治療計画がわずか数分で自動的に作成されるため、臨床ユーザーは治療計画のレビューと承認に集中することができます。

  • 腫瘍体積の基準に基づく処方線量の選択肢を、自動で提案
  • 1回照射による定位手術的照射(SRS)から、分割照射による定位放射線治療(SRT)まで、選択する臨床手法に基づいた様々な治療オプションの選択が可能
  • 複数の転移性脳腫瘍をグループ化して自動選択。ただし、自動的に設定された単一アイソセンターで治療すべきではない転移性脳腫瘍については選択解除が可能(領域ごとに容易にクラスター化が可能)
  • Isodose Line Prescription機能により、標的内における最大線量のコントロールが可能
  • 個別腫瘍に対してはExtra Arcsを効果的に選択可能
  • Advanced Editing機能により、治療計画中に、臨床またはセットアップに関連するパラメーターを修正可能
Elements Multiple Brain Mets SRSは、標的外組織への線量を低減した、原体性の高い治療計画を自動的に作成

最適化された原体性の高い線量照射

Elements Multiple Brain Mets SRSは、最大5つのテーブル角度で10アークを用いるアルゴリズムを採用しています。各アークは、多発性転移性脳腫瘍のサブグループに自動的に照射しますが、もし2つの腫瘍がリーフの移動方向に並んでいる場合には、2つ目の腫瘍に照射するために、もう1つのアークを反対方向に追加します。このコンセプトにより、標的外組織に対する線量を低減しながら、最適化された原体性の高い線量分布を実現します。

  • 最適化されたMLC開口形状とコリメータ角度が原体性の高い照射を実現
  • 各腫瘍に対する線量分布を総合的に評価
  • ペンシルビーム法による最適化に加え、モンテカルロ法でも最適化
  • 各腫瘍の100%処方線量と50%線量の等線量曲線(IDL)を自動3D表示
  • 線量分布を3Dで全体表示することで、正常組織への線量を評価
  • 各腫瘍ごとにConformity Index(CI)を算出
多くの多発性転移性脳腫瘍を、同時に効率的に治療するための治療計画を作成

迅速かつ効率的な照射

転移性脳腫瘍が1つの場合のみ、定位放射線治療を行うのが現在の治療パターンです。多発性転移性脳腫瘍の場合には、標的の数だけ治療時間が増加します。Elements Multiple Brain Mets SRSソフトウェアは、正常組織への線量を最小限に抑える一方で、MU値と時間について効率的な治療を可能にします。たとえ転移性脳腫瘍が複数ある場合でも、治療計画にかかる時間および照射時間を大幅に削減できます。

  • 患者のポジショニングを変更せずに、複数の腫瘍の治療が可能
  • 同じテーブル角度でアークが往復するため、往きまたは帰りのアークで全ての腫瘍へ照射可能
  • 線量勾配の最適化により、正常組織の温存が改善
  • 最小限のユーザー入力で、リスク臓器(OAR)の温存
寡分割照射治療にも対応する、効率的な定位放射線治療計画を作成

実現可能な寡分割照射 

Elements Multiple Brain Mets SRSは、寡分割照射治療を行う可能性を医師に提供します。現在の臨床において、大きな転移性脳腫瘍の治療、または全ての転移性脳腫瘍をまとめて治療する場合には、1回線量を低く抑えることが求められています。このソフトウェアは、正常組織への線量を最小限にしつつ、効率的な定位放射線治療計画を作成できるので、大きな転移性脳腫瘍や多数の転移性脳腫瘍の治療はもちろん、寡分割照射による治療を行う場合など、これまでにない実際的な治療計画の可能性が広がります。

  • Elements Multiple Brain Mets SRSにより、複数標的を対象とした寡分割照射が可能
  • 放射線壊死のリスクを低減しつつ、より高い生物学的等価線量の投与が可能
  • 分割照射間の腫瘍細胞の再酸素化が可能
患者のポジショニングおよびモニタリングを行うExacTrac X-rayシステムが、Elementsソフトウェアを用いた多発性転移性脳腫瘍の治療計画作成をサポート

ExacTracによるシンプルな治療プロセス 

アイソセンターの位置が腫瘍の外側にある場合、残存する回転誤差の影響が有害となるため、患者ポジショニングが難しくなります。Elements Multiple Brain Mets SRSの単一アイソセンターによるアプローチでは、治療中に最大5つのテーブル角度を設定可能なため、照射時間を短縮できます。したがって、ブレインラボの ExacTrac®のロボティックカウチを用いたアライメントは、多発性転移性脳腫瘍の治療に必要不可欠です。

  • ExacTracのロボティックカウチによるポジショニングが、標的のカバレッジおよびConformity Index(CI)の低下につながる角度のずれを排除
  • テーブルとガントリの角度を問わず、X線画像を用いた患者の位置確認が可能
  • ノンコプラナーのテーブル角度であっても、ExacTracは患者の位置ずれを検出
  • 高精度な照射およびポジショニングを含む、定位放射線治療の総合的なワークフローをサポート

販売名:エグザクトラック(医療機器承認番号:22200BZX00108000)
販売名:エレメント(医療機器承認番号:30100BZX00108000)