Elements Contrast Clearance Analysis

The Differentiation of Brain Regions

Elements Contrast Clearance Analysis(造影剤のwashout解析)は、脳腫瘍の画像データセットにおいて、短時間で造影剤のwashoutが認められた領域と長時間認められなかった領域の差分処理を行う、MRIを用いた新しい手法です。高い分解能で解析された結果を提供します。

脳神経外科手術や放射線治療後の、腫瘍に関する追加情報を取得
従来の3D造影MRI画像を比較解析することにより、腫瘍に関する追加情報の取得が可能

臨床用途

従来より用いられている3D造影MRIデータを使用したContrast Clearance Analysisによる高分解画像からは、血流がHigh-flow、Low-flowの脳領域を可視化した追加情報が得られるため、様々な臨床分野で活用可能です。Elements Contrast Clearance Analysisは、放射線腫瘍学、脳神経外科、神経腫瘍学、神経放射線学を含むMRI画像処理を支援します。

  • 造影剤の washoutが認められた部分(青)と認められなかった部分(赤)の効率的な識別
  • 血流がHigh-flow、Low-flowの脳領域を可視化
造影剤のwashout評価を行うためのContrast Clearance Analysisソフトウェアの仕組みと使用方法に関する説明

手法

Contrast Clearance Analysis(造影剤のwashout解析)は、脳腫瘍の画像データセットにおいて、短時間で造影剤のwashoutが認められた領域(青)と長時間認められなかった領域(赤)の差分処理を行う、MRIを用いた新しい手法です。高い分解能で解析された結果を提供します。この手法は、ブレインラボの技術提供の下、Sheba Medical Center(テルアビブ)において開発されました。

  • 標準的な T1 強調3D MRIを2 回撮像(1 回目は標準用量の造影剤を注入してから5分後の時点、2回目は60-105 分後の時点で撮像)
  • 造影剤のwashout解析のため、1 枚目の画像は2枚目の画像からサブトラクション処理
  • 解析結果は高い分解能のvolumetric mapで、造影剤を注入してから 1 時 間以上経過した後に、造影剤の washoutが認められた部分(青)と認められなかった部分(赤)の効率的な識別が容易

販売名:エレメント(医療機器承認番号:30100BZX00108000)